我らと共に行こうぞ!
光文明の急速な進化により、明治時代以降妖怪達は次々と姿を消していった。
彼らは鬼門を通りこの現世と幽界を行き来きするのだが、それは人間の恐怖の心がカギとなる。
この鬼門が夜間も明照な現代社会、それによる人々の恐怖心の衰えで正常に機能しなくなったのである。
人の魂を食らう妖怪・・・だが、
一歩間違えれば幽界へ戻る道が閉ざされる故、現世への進行は徐々に減っていったのだった。
現世に長く留まる事は妖怪達にとって消滅・・すなわち死を意味する。
それ故に近年ではほとんど妖怪の姿を見ることがなくなったのである。